11月1日 津別町中央公民館

 本日も快晴、風もなく暖かで穏やかな北海道の朝であります。

 北見の町からバスで約40分、津別町に向かいます。ここの公演のお客さんは小中学生がほとんどで客席はほぼ満員。今日は中村亀鶴さんによる「歌舞伎の見方」が一番始めにありまして、一通りの解説のあと何人かお客さんが舞台にあがり大太鼓、ツケ打ちの体験をしました。これがあったためか上演中も皆熱心に見入っていまして「浜松屋」で橋之助さんが男に戻った時には笑いもおこり「しらざぁ言って聞かせやしょう」では場内大きな拍手、賑やかなうちに幕となりました。

 今日は終演後が大仕事。昨日4時間半乗ってきたのと同じ電車で3時間半、滝川まで戻るのです。北海道を東西に横切る移動を1日おきにやっているんですから大変です。
 終演後バスで北見まで戻り出発までの時間に皆食事を済ませ、車内の飲み物、つまむものなど皆いろいろ買い込み、18時8分「特急オホーツク8号」札幌行き、北見駅を発車。
 何といっても3時間半ありますから皆それぞれ食事をしたりビール飲んじゃったり本読んだり様々な時間つぶし。私は空いている自由席に行って席を向かい合わせにして足を伸ばしながら「ソードフィシュ」のDVD鑑賞。
 
 映画一本見終わって到着までにまだ1時間半、ホームページの原稿打ったり他のDVD見たりしているうちに旭川に到着。この特急、今までの停車駅ではほとんどお客さんが乗ってこなかったのにここでドドッと大勢乗り込んできまして、私も足を長々と伸ばして呑気にDVD、なんて状況ではなくなりパソコンをしまって元の指定席に引き上げ。戻ってみると指定席車両のほとんどは芝居の一行で、明日2日は休演日で1日お休みときていますからもうすっかり出来上がってしまって大盛り上がり。もうガチャガチャでした。
 
 苦節3時間半の電車旅、21時38分ようやく滝川に到着。ホテルに入り部屋に荷物を置いて私が真っ先に向かったのがホテル内のコインランドリーです。
 今回行く先々の町やホテルをインターネットで調べているんですが、この滝川のホテルもホームページがありまして、その施設のところに「コインランドリー完備」の一文があるのを私は見逃さなかったのですね。首尾は上々、洗濯もパパッと済み「今日のやらなきゃいけないこと」滞りなく終了。
 明日(もう今日か)お休みなのでレンタカーで富良野、美瑛の方に遊びに行く予定です。

11月2日 休演日

 今日はレンタカーで仲間と富良野へ行ってきました。

 滝川から富良野市内まで63キロ、道路は空いていて気持ちの良いドライブ。とにかく道路が広くて見晴らしが良いのでどの車もスピードを出していまして、いつの間にかこちらの車も平均時速70キロくらいになっています。たまに「前の車は何だか遅いね」なんて言ってとメーターを見るとこれで60キロくらい。
「こんなんでねずみ取りに引っ掛かったら大変だ」と考えていても、この広々とした景色に空いている道路ではドライバーさんは自然にスピードが出ちゃうんでしょうね。1時間くらい走って富良野市内に到着。

 富良野というとドラマ「北の国から」が有名です。駅前には「北の国から・資料館」、市内や郊外にはドラマのロケをした場所がたくさんありまして富良野にきた人は皆これを順繰りに見ていくわけです。
 でも考えてみるってぇと私は「北の国から」というドラマを全く見たことがないのです。あれだけ評判になっているものですから登場人物に俳優さんの名前くらいは知っていますがストーリーもわからないし、どうもまわりで熱心に見ている方たちと同じように感動し興奮できないんですね。「五郎の石の家」見ても周りの人は皆「!!」気味なんですが、私だけ「ふーん…」て感じでどうも今ひとつ。
てなこって、これをきっかけに「北の国から」のDVDでも通して見てみようか、という気になってきました。

五郎と蛍の「住民票」
この古い構えのお蕎麦屋さんも
物語に登場したそうです。
それにしても良い建物です。
一応、記念写真など撮ってみましたよくわからないんですが…
「拾って来た家」(左)に
「石の家」(下)

皆さんご存じ?

(左)かの有名なテーマ曲の    スコアです

さだまさしの直筆!

 「北の国から」関係のものはよくわかりませんが、初めて訪れた富良野の景色は素晴らしかったです。今は花もないし、富良野のハイライトといったものはないのですが、空気は美味しいし広大な景色に黄色く染まった山々…本当にきれいでした。
 今日の北海道は11月では記録的な暖かさだったそうで、昼間はワイシャツ一丁でちょうど良いくらいでした。穏やかな1日で、今日はここに来て良かったです。

どこを見ても絵葉書みたい。う〜ん清々しい。

 一通り観光したあと「さぁ食事!」てんでガイドブックで調べてあった富良野駅近くの「くまげら」というお店に行きました。
 ここはいろいろな肉料理(牛、豚をはじめ熊肉、鹿肉、鴨など)をやっているのですが、ガイドブックに出ていた「牛刺し丼」を頂きました。これは温かいご飯の上にものすごい霜降り肉のスライスが乗っかっているというシンプルなものです。このお肉がご飯に暖められて霜降りの脂が少しトロッと溶けてくるところにわさび醤油をかけてこう口に放り込むとジュッと旨味が広がって…
いやいや久しぶりに感動!美味いものを頂きました。

「くまげら」の「牛刺し丼」
このお肉、もう〜たまらないでしょ
ちょっと脂が溶けてお肉がツヤツヤしているのがわかりますか?

 そのあと「ふらのワイン工場」を見学。おきまりの試飲コーナーがありまして何種類か飲んできましたが美味しかったなぁ。そんなに飲んでいませんがすっかり気持ちよくまわってしまい帰りの車ではずっと居眠り。5時頃滝川に戻ってきていったん解散。

 富良野からの帰り道、まだお腹いっぱいで酔っぱらっているときに「滝川は合鴨が名産なんだよね」という話になり、夜は滝川名物の鴨鍋を食べに行きました。
この町の飲食街というのがホテルから結構離れていまして、ぶらぶら歩くうちにあまり空いていなかったお腹の調子が戻ってきまして「郷土料理・まつおか」さんへいざ突撃。
 こちらのお店のご主人、苦心の作という味噌味のスープと名産の鴨が合わさると何ともトロッと美味しく、おつゆ飲みの本領発揮。すっかり食欲が戻りおじやまでしっかり食べて帰ってきました。

今日は観光に食事に充実した1日でした。いや〜極楽極楽。

明日は朝、岩見沢に移動です。

11月3日 岩見沢市文化センター

 昨日は皆さんあちこち行かれたようで、あとで話を聞くとレンタカーで富良野、美瑛方面に行った人がたくさんいました。

 今日は11時出発のバスで岩見沢に向かいます。滝川を出て50分ほどで到着。
外から見て「きれいな会館だなぁ」と思ったんですが中に入ってびっくり。
まだ立て直して1年経っていないそうで建物の中はピカピカ、舞台は広いし楽屋もきれい。
 どこの会館に行っても楽屋の廊下にはお茶コーナーがあってコーヒーやお菓子が置いてありますが、今日はコーヒーもらいに行ってびっくりしました。
広いスペースに焼きたてのじゃがバター、オニオンスープ、サンドイッチ、地元のリンゴ、ジュース、お菓子いろいろ…美味しくて豪華でした。

 今日も午後1時から一回公演で、終演後バスで留萌に移動。約2時間走って留萌市内に入ったらすごい雨。土砂降りの雨の中をホテルに駆け込み、荷物置いてすぐに食事に出たんですがちょっと歩いただけで台風みたいで全身びしょびしょ。
近場ですませてすぐに帰ってきました。
 
 北海道方面、今日までは暖かでしたが明日からぐっと冷え込むそうで留萌は最高7度とか8度の予想。ひゃ〜

11月4日 留萌市文化センター

 昨日泊まったホテルですが巡業につきものの「ちょっとへんてこなホテル」で、ドアを開けるとなぜかまた木のドアーが付いていまして、なんだこりゃ?
まぁここは寒いところですから防寒用に二重ドアになっているのでしょう。窓ガラスには「強風なので窓を開放するな」と書いてありましてシャワー出たあと暑かったので窓を開けたらなるほど風が強くてあおられて壊れそう。留萌というのはいつでも風の強いところなのかな?
 昨日の雨は上がりましたがどんより曇っていてすごい風が吹いています。今日は出発がゆっくりなので朝ご飯食べたあと町中に出てみましたが、風が冷たくて天気予報通り大変な寒さになりました。商店街の電光板温度計には7度の表示。
留萌駅まで行ったのですが駅前は閑散としていてこれといったお店もなく人気もなく、歩いていて寒くてしようがないのでホテルに戻りました。

 今日のお客さんは小学生が半分大人の方が半分という感じでほぼ満員。客席の前の方は小学生の皆さんなんですが実にお行儀よく熱心に見ているんですね。
結構反応が良くて「浜松屋」では大人が笑うポイントで一緒に「クスッ」と控えめに笑ったりしていたんですが、「茶壺」ではすっぱが言葉だけではなく動き踊りもひと間遅れで真似しているんだというのがだんだんわかってきたのか連舞のあたりではみんな大受けでよく笑っていました。賑やかな客席で良い感じの留萌公演でした。

 今日も終わってからが一仕事。バスに3時間乗って新千歳空港三井アーバンホテルに向かいます。予定通り3時間走って午後7時頃に新千歳空港到着。
このホテルはターミナルビルの中にありますので、荷物を置いてから出発ロビーのおみやげ屋さん&食堂街に行きました。新千歳空港って置いてある物がみんな美味しそうで何でも買いたくなっちゃう。いつぞや買った「とんでんファーム」のベーコン、これ美味しいんでまた買っちゃいました。夕食はイカ、ウニ、いくら、サーモンがのっかった「北海丼」なる物を頂きましてこれまた美味しかった。
私の部屋、駐機場が目の前で、遠くには滑走路の明かりがとてもきれいです。

「ジェットストリーム」って感じ

 今日で北海道シリーズお終い。明日は移動日でここから仙台空港に行って、バスで福島に向かいます。

11月5日 移動日 新千歳空港〜仙台空港〜福島

 昨日の寒さからぐっと暖かくなって今朝の札幌方面は15度、極端な温度変化に体の調子がついていきません。
 私の部屋からは滑走路が見えて、昨晩は飽きもせず着陸する飛行機を眺めていたんですが今朝はまた雲一つなく晴れまして、離着陸する飛行機の翼がキラキラするのがきれいで何だかずっと見とれておりました。窓明けるとエンジン音がすごくて、体にビリビリ響くのがまたいい感じ。空港って楽しいですね。

 ホテルは空港と同じビル内だしカウンターに行くのも楽だな、と思っていたらホテルとANAのカウンターは空港ビルの両端に位置していまして歩いて10分くらいかかりました。
11時25分に新千歳を出て仙台までは小一時間、今日は快晴なので地図の形通りに下北半島、青森市内、十和田湖、、北上高地、岩手山などくっきり見えて面白かったです。仙台空港からは高速に乗って1時間半で福島のホテルに到着。

 今の北海道東北方面シリーズは9日を終わっていったん自宅に帰り10日は自宅でお休み。11日から15日までは再び東北地方に行くんですが、今日上空を通り過ぎてきた「青森」「北上」高速の途中の「仙台」「名取」はこの5日間にまわるところなんです。
 それぞれの会館の予定がありますから、うまい具合に無駄のない移動で進める日程はなかなか組めないんでしょうが、また何百キロも動くんだと思うと考えただけでも大変。

 どうも今までの北海道シリーズでは静かなところばかりだったので、今日福島に来たら町が賑やかで本屋、ファーストフード、CDショップ、デパート、駅前のイトーヨーカドー…妙に嬉しくてずいぶん歩き回ってしまいました。「フレッシュネスバーガー」があったんでお昼はハンバーガー。久しぶりの味で美味しかった。
 本屋では「東京人」の最新刊「特集 志ん生・馬生・志ん朝 落語に生きた親子三名人」を購入。これ新聞で広告を見て、読みたくってしようがなかったんですが北海道では発売が2,3日遅れるというので手に入らなかったんです。

と久しぶりにいろんなものがある賑やかなところに来たので私はすっかりはじけちゃいました。

11月6日 川俣町中央公民館

 さて本日から福島、群馬シリーズです。

 今日は福島市から東南に20キロほど行った伊達郡川俣町というところ。バスに揺られてしばらく経つと、途中から山深くなってきましてまわりは刈り取られた田圃、熟した実をつけた柿の木があちこち見えるという大変鄙びた風景になりまして小一時間で会館に到着。
 昨日のポカポカ陽気が続いて今日も上着なしで良いような暖かさ。久しぶりに舞台の上は暑くなりまして、ずいぶん汗をかきました。
 今日も一回公演なので5時にはホテルに戻ってきまして、何だかのんびりした日常。昨日入ったお蕎麦やさんがなかなか凝ったお店で美味しかったので二日続けて通ってしまいました。

明日は今日の川俣町のすぐ隣りにある東和町というところに行きます。

11月7日 東和町文化センター

 今日は昨日の川俣町のとなり(大まかな地図だとそう見えるんですが…)東和町です。
 朝から暖かで上着なしでも過ごせそうなお天気で、バスの中ではちょっと暑いなぁという感じでしたが、会館についてバスを降りるとさーっと吹き抜けた風のヒンヤリして気持ちいいこと!空気がサラサラで実に爽やか、三味線も乾燥してカンカンに張っていました。

 終演後、郡山までバスで出て東北新幹線で大宮へ。指定の電車の時間より1時間早く郡山駅に着いたのでそのままホームに直行。来た新幹線の自由席に乗って大宮へ。大宮から上越新幹線で高崎に向かうんですが、東北新幹線の自由席はガラガラだったのにこちらは金曜の夕方ということもあってか満席。まぁ高崎までは30分ですからおしゃべりしているうちに着いてしまいました。
今晩は高崎泊で明日は群馬県の富岡に行きます。
 今日で一回公演はお終い、明日からはほとんどが二回公演となり、結構ハードになります。

11月8日 かぶら文化ホール

 今日は高崎からバスで40分ほど行った、群馬県富岡市の「かぶら文化ホール」です。ここは去年の夏の公文協で来ましたので何となく様子のわかっているホールです。

 今日は初日以来の二回公演でちょっとくたびれました。東北シリーズに来てやっと公演が毎日続くようになってちょっとペースが出来たかな、と思ったら明日9日福島県三春町(また東北新幹線乗って福島行くんです)を終わって、翌10日はお休み。11日は移動日で青森(これもまた東北地方に逆戻り!)に行きますからここでまた二日空いて体が元に戻っちゃう。後半は乗り打ちが続いてバス移動3時間半とか2時間というのが毎日ですからよけいきつくなるし、早いとこ二回公演のペースに体を慣らしたいのにどうもうまくいきません。

 本日は終演後バスで再び高崎に戻り、来た新幹線の自由席に乗り込んで大宮へ。今晩は大宮泊、明日は9時50分の新幹線で昨日来た道を戻り郡山まで行きます。

11月9日 三春交流館「まほら」

 この日は再び福島県へ。大宮から東北新幹線に乗って一昨日通った郡山下車。ここからバスで約30分、福島県田村郡三春町に到着。

 この三春町は日本三大桜のうち「滝桜」のあるところです。樹齢千余年といわれる「滝桜」の満開の写真が三春町のHPで見ることが出来ますがこれは見事です。機会があったら見に行きたいですね。
 今日の「三春交流館・まほら」ですがまだ出来たばかりのようできれいで気持ち良かったです。客席数は404席とこの巡業で一番少ないのでどんな小さな会館なんだろうと思いましたが、客席は斬新な作りで見やすそう。舞台もこぢんまりとしていますがやりにくいということはなく、楽屋になった和室は広くてきれいで今までで一番過ごしやすかったような気がしました。
 朝から会館の前では市場が催されていて取れたての野菜、漬け物、卵。屋台では焼き鳥、おこわ、豚汁など美味しそうなものばかり。昼ご飯に焼き鳥とおこわ、昼の部終わって外でフウフウいいながら豚汁を頂いたんですがどうも実に美味しかったなぁ。二回公演でしたがどちらも満員御礼。「待ってました!」と大向こうもかかり、客席の熱気は今までで最高。いい公演でした。

 終演後バスで郡山へ。予定より一本早い新幹線に乗ることが出来まして、今日は自宅に帰ります。明日10日は一日お休み。ちょっとのんびり出来そう。

11月10日 お休み

 昨日、夜10時45分からこの間収録に行った「大当たり勘九郎劇場」やってました。黒御簾のところではずいぶんあたくし映っていました。「花に遊ばば」の前で打ち合わせと違って慌てているところが一瞬映ってこれは内輪受け。渡辺えり子さんとの「髪結新三」は可笑しかったですね。テレビでも十分可笑しいですけど現場ではもっとガチャガチャで面白かったんですよ。

 うちに帰ってくると気が抜けるのかドッとくたびれて久しぶりによく眠れました。今日の東京は雨で肌寒くて家の中でじっとしていたくなるような感じでしたが、休みとなるとじっとしていられない性分なもので、昼間はソフマップに使ってないデジカメやらDVD、ゲームソフトなど売りにいってお小遣いを稼ぎ、鍼の先生のところいって首を引っ張ってもらい、秋葉原をうろうろして、帰りがけに並木によって今月から始まった私の大好物「鴨南蛮」を食べて、浅草をぶらぶらして帰ってきました。

 そういえば我が家にWinのパソコンが一台仲間入り。
「絶対Mac派」の我が家がウィンドウズを買うとは考えもしなかったのですが、今度新しく導入する青色申告のソフトがWin版しかないのでまぁ仕方なくということで。「Virtual PC」で動かすという手もあったんですけど、マイナーな青色ソフトが果たして動くか保証はありませんし…。
 そんなこって「DELL」のノートパソコンをネットで注文。「DELL」はWinのメーカーの中でも比較的デザインがすっきりしていて、ソフトがいろいろごちゃごちゃ入りませんし、サポートがしっかりしていますので良いかなと思っていたんですが、改めてよく見るとWinのノートパソコンってゴテゴテしていますねぇ。
 底面は各種スロットのふたにねじ穴だらけ。ハードディスクのアクセスランプはちかちかしているし、背面のコネクターはむき出しでどうも野暮でいけません。
いじってみるとウィンドウズは手数が多くてややっこしいです。
やっぱりあたしはMacが一番。

明日は移動日、青森に行きます。

11月11日 移動日 羽田〜青森

 昨日の休みはのんびりしましてすっかりリラックスできました。体調も上々。
北海道から送った「ふらのワイン」に「とんでんファーム」のベーコン、どこのか失念しましたが味と香りが濃厚なブルーチーズ、お土産づくしの夕食はなかなか美味しかったです。「とんでんファーム」のベーコン、軽く炙ったり生でかじってみたりあんまり美味しいんで朝晩食べ続け、もう無くなっちゃいました。
「ふらのワイン」は赤の中重口「シャトーふらの」、これ試飲の時に一番印象に残って買ったんですけど香りの濃いベーコンにブルーチーズの組み合わせは最高!いや〜しかし美味しかった。

 今日は移動日、ついこの間上空を通ってきた青森へ行きます。
雨の中を15時20分羽田離陸。飛んでしばらくして「青森が天候不順でもしかすると着陸できないかもしれないので、三沢に降りるか、最悪の場合は羽田に戻ることも考えられる」というアナウンスがありまして「おいおい!」。三沢に降りるならあとはJRで青森まで行けますが、羽田に戻った場合は東北新幹線と在来線の乗り継ぎで青森着は深夜の1時、なんて事になりかねないというのが身近な問題となったのですが、青森はそんな荒れてなく普通に着陸できまして一同安堵。
 空港からはバスで約1時間、青森のホテルに到着。天気予報では最低1度に最高7度というような事だったのですがそんなに震え上がるほど寒くなく、かえってキーンと冷たい空気が気持ちよかったです。

11月12日 青森市文化会館

 青森って前にも来ていますがもうずいぶん前になるのかなぁ、街や会館の印象は残っていないし初めて来たとこのようです。
 青森文化会館は客席数2185とこの巡業中で一番大規模なホール。舞台も広くて花道も今までで一番長く、黒御簾から芝居見ていても道具や役者さんが遠くて別な物を見る感じ。本日は昼夜ともずいぶんお客さんが入っていて「今日はよく入っているねぇ」なんていってたらこの旅、初の大入り袋が出ました。
 休み明けの二回公演でしんどいかなと思ったんですけど、自分でも意外なほどすっきりしていまして早く時間が過ぎていったような気がしました。

 はるばる青森まで来て二回公演やってホッとする間もなく、終演後は青森から今晩の宿泊地、岩手県北上市までバスで3時間という大移動。地図で見ていただくとわかるんですがすごい距離ですよ。
 東北自動車道の起点になるのかな、青森I.Cから入ってひたすら南下。走り始めて1時間半、途中「花輪S.A」で休憩。ここから小坂の康楽館はすぐです。
昼間なら八幡平、岩手山が見えて素晴らしい景色なんですが夜の東北道は真っ暗でどうも退屈です。道路脇に電光板の温度計がところどころあるんですが、時間が経つにつれ「4度」「3度」「1度」とどんどん下がっていって窓からじわーっとくる冷気はかなりのもの。私は窓際だったので右腕がすっかり冷たくなってしまって休憩後は革ジャン羽織ってました。
 北上江釣子I.Cで高速を降り市内までは20分ほどで、23時30分頃ホテル着。いや〜長かった。
明日はここからまたバスに40分ほど乗って、水沢市文化会館で二回公演です。

11月13日 水沢市文化会館

 北上からバスで40分、水沢市文化会館着。
ここ水沢ではもうずいぶん前になりますが「藤原の郷」というところで特設ステージを設けまして薪歌舞伎がありました。勘九郎さんの「静と知盛」、左團次さんの「勧進帳」という演目で日が暮れてからの屋外公演ですごく寒かったような記憶があります。あいにく天候が悪くて1日目はどうにか雨が上がり外でやりましたが2日目は朝から土砂降りの雨、天候回復の見込みなしということでこの水沢市文化会館に移って上演したということがありました。
 ということで会館に着いたときに「何かここ来た事があるような…」なんて思ったのですが記憶違いではありませんでした。
 
 会館の前には大きなショッピングセンターがあって、まわりにもラオックス、ファミレス、ホームセンター…いろんなお店があり空き時間には芝居の人たちがみんなうろうろ。私はラオックスに行ってマッサージチェアーで極楽。

 今日も終演後バスで約2時間、仙台へ移動です。水沢から仙台まで東北道で80キロくらいでしょうか、順調にとばして予定よりも早く22時半ころホテルに着きました。明日はここ仙台で休演日。何をしようかな?

11月14日 お休み at 仙台

 この巡業2回目の休演日です。休みなら少しのんびり寝ているかというとそうでもなく、私は仕事のある日より無い日の方がより早起きになってしまうのです。
今朝は6時半頃、目が覚めシャワー浴びて7時15分頃には朝食へ。普段じゃ絶対考えられませんね。
 
 今日の第一の目的は「マトリックス・レボリューションズ」の10時からの第1回目を見に行く事なのです。9時半頃ホテルを出てぶらぶら広瀬通りの映画館へ。快晴で暖かく気持ちいい仙台の朝、仙台って何度も来ていますがいつも2回公演で忙しくてあまり外に出る暇がないもので把握できていない街の一つです。

 チケット買うと、平日の朝1回目の上映に限り1800円が1200円ということで得しちゃいました。「マトリックス」は前2作DVDで何回か見てややっこしい筋や世界観は何となくわかっているのですが、この最新作もぼんやり見ているとわからなくなります。
 特撮や戦闘シーンは前宣伝通りすごい事になっています。ザイオンでの戦闘シーンはすごい迫力で、見ているうち私も体にすっかり力が入ってしまい背中やら肩やらカチコチ。最後の何分かの制作に何十億円かかったというネオとエージェントスミスとの決闘も「ほー、納得!」という感じでした。
 この映画こういうところばかりクローズアップされがちですが、ラスト近くのネオとトリニティにはホロッと泣けました。本作で格好良かったのは「ナイオビ」役のジャダ・ビンケット・スミス。見た目はクールなんだけど勇敢な女性戦士で、とても印象に残りました。終わって外に出ると12時15分。

 次なる目的は本日発売の THE BEATLES「LET IT BE...NAKED」
これは発売が決まったときからもう聞きたくってしようがなかったもので、向かい側にあったHMVで即購入。
 早速聴いたのですが、前の「LET IT BE」でプロデューサーが加えたストリングスやコーラス、エコーなどが一切無くなってこれはメンバーが録音したオリジナルの音。ボーカルも楽器もリアルでぞくっとしました。
 どの曲もかなり違って聞こえますが、一番の変わり様は「The Long and Winding Road」。コーラスとストリングスが無くなってすごくシンプルになったんですが、それぞれの楽器の音がよく聞こえて「こんなに音が良かったの!」とびっくり。ジャズを聴いているみたいな感覚です。
 私にとってこの曲はビートルズの初体験。私の中学校では毎日夕方4時の終礼になるとこの曲が学校中に流れて、間奏のところで残留届けの出ている部活のアナウンスをするというのがお決まりとなっていました。その頃はビートルズと知らずに「なんていい曲なんだろう」と思って毎日聴いていたんですね。しかし誰が終礼でビートルズを使い出したんだろう?

 今日は面白い映画見て、いい音楽聴いて、昼間よく歩いたし、夜は牛タン定食も食べたし気持ちの良い休日でありました。

11月15日 名取市文化会館

 休み明けの朝移動で仙台からバスで40分、名取市へ向かいます。ここは私、初お目見えです。会館はまだ新しいのかとてもきれい。
 楽屋になった和室が障子を開けると全面ガラスで暑いくらいの素晴らしい日当たり。今まで終わっては丸めて放り込んでいた着物を久しぶりに干しまして、ほんわか暖かいお日様の匂いのする着物や肩衣、サラサラで気持ちよかったです。
 昨日よく眠れたなぁと思っていたのに、昼間から妙にくたびれて1日中倦怠感と睡魔に悩まされれて参りました。

 今日は終わって名取駅から東北本線で仙台に出まして、21時24分発の東北新幹線で帰京。これで前半戦、北海道東北シリーズ終了。明日16日は1日お休み、17日からは後半戦、山陽、四国、九州シリーズの始まり。といってもここからあと8日、先が見えてきました。

11月16日 お休み

 11日から出かけて5日間で3公演1移動日1休演日、別に大したこと無い楽な日程なのに思いの外疲れまして15日は一日フラフラ。帰りの新幹線は最終の一つ前に間に合いまして23時半頃うちにたどり着きました。
仙台駅で買った「南三陸うに弁当」美味しかった。

 先日「歌舞伎チャンネル」のモニターに当たりまして留守の間にアンテナとチューナーが設置されました。我が家でも「スカパー」が見られるようになりまして、帰ってきて早速いろいろいじっているうちに面白くなってしまい、ちょうど「ヒッチコック劇場」が始まったところに出っくわして見てしまったので気がついたら2時近くなっていました。さすがにこれ以上は見ていられなくてドドッと爆睡。やっぱりうちの布団はよく眠れるもので久しぶりに熟睡できました。

 今日は昼間、青山円形劇場に篠井英介さん「欲望という名の電車」を見に行きました。一昨年の初演も見たのですが、今回の古田新太さんの「スタンレー」がイメージ通りで全体にずっと良くなったように思いました。

 夜は「駒形どぜう」へ。私、今までにどじょうを食べた事ありません。
というのは子供の頃、実家の池で鯉や金魚と一緒にどじょう飼っていまして、鯉のえさを一緒に食べていますからどじょうが太って鰻の子供みたいになっちゃったんです。大雨が降るとこの池があふれて芝生まで水浸しになって、長くて太ったどじょうがニョロニョロ芝生の上を気持ちよさそうに泳いじゃう。でもそんなところにいたら猫に食べられちゃいますし(我が家には多いときで、通いのノラ猫が13匹くらいいる猫屋敷でした)可哀想だ、てんで雨の中を鰻を捕まえるみたいにどじょうを捕まえて池に戻したりしていまして、我が家ではどじょうは可愛い観賞魚でした。

 宗旨を変えて初めて食べたどじょうは…というと何のこっちゃない美味しかったです。味は濃いし柔らかい。さっと煮てさっと食べるという、まさにこれは江戸の食べ物ですね。
 偶然入った二階の奥の間というのが「お宝の間」で「主はいま 駒形あたり 時鳥」高尾太夫が書いたという大変に時代の付いた高札があったり、もっとすごいのは「こんなものもあります」といって出してくださった、花柳章太郎さんが柳に蝙蝠の絵を描いてそこに「浅草や 夕ぐれ空や 夏浅き」という俳句が書いてある衝立。他にも大谷市次郎、岩井半四郎、英太郎といった面々の俳句が書いてありまして、これは見事でしたね。
 
 三代目三遊亭金馬の名演「居酒屋」で酔っぱらいが「どぜう汁」という品書きを見て「とせうけ、ってえのは何だ?」「とせうけ、じゃありませんどじょう汁です」というやりとりがありますが、「どぜう汁」って崩して書くと「とせうけ」に見えるんですね。
 表の看板も成る程「とせうけ」になっていまして、落語思い出してニヤニヤしてしまいました。初めて食べた「どぜう汁」お味噌がトロッと濃くて美味しかったなぁ。

明日は移動日。飛行機で岡山に行きます。

11月17日 移動日 羽田空港〜岡山

 岡山に行く、というと今までは新幹線だったんですが、今回は飛行機。それにしてもこの旅はこれで4回目、よく飛行機に乗るなぁ。

11月18日 岡山市民会館

 この会館は後楽園のそばにありまして後ろには岡山城の天守閣が見えます。
岡山に来るのは久しぶりで、楽屋の様子などすっかり忘れていました。昼夜とも大入りでお客さんの受けもよく賑やか。

 この最後の1週間は2回公演の連続。乗り打ちで移動は長距離だし大変だぞ、と構えてきましたが、本日はいきなり終演後バスで徳島まで2時間半という強行軍。
8時半終演で8時45分には一便のバスが出発。夜の瀬戸大橋を渡り(真っ暗でつまんない)高速をひた走り鳴門インターで降りて、去年公文協で来た鳴門市を通過。11時ちょっと前くらいかな、徳島駅に隣接した「ホテルクレメント徳島」に到着。
 狭いバスに揺られて腰は痛いし、くたびれちゃったんですが、ちょっと何か食べたいなぁと思って深夜の徳島駅前に出かけました。出かけてはみたものの、店はあらかた閉まっていて真っ暗、人気もないし寂しいし物騒な感じ。歩き回っているのは芝居の人とノラ猫くらいなもので、ようやくコンビニを見つけておにぎり買って帰ってきました。

11月19日 徳島市文化センター

 久しぶりに天気が崩れまして朝から小雨模様。

 徳島ではずいぶん前に公文協西コースで公演当日に台風の直撃を食らった事がありました。テレビの台風情報では徳島市内の交通はすべてストップ、外へは出歩くなといった注意を呼びかけていて「今日の公演やるのかな?」なんてテレビ見ていたらそのあと「なお松竹歌舞伎公演だけは予定通り催されます」と放送されたのには笑いました。なるほど幕が明くと客席は数えるほどで時蔵さんの「道成寺」になったら舞台の方が人数が多いんじゃないかという状況。終わってホテルに戻るときになっても風雨治まらず、三味線だけ大きなビニール袋にくるんで楽屋を出ましたが、タクシーの乗り降りの間だけで人間は頭からびしょびしょ。今となっては話の種ですがあの日は大変でした。

今日も昼夜よく入っていました。終演後バスで1時間半、高松へ移動。

11月20日 香川県県民ホール

 ここは舞台も客席もたっぷり。楽屋もきれいで使いやすいホールです。よく来ますのでだいたい楽屋も決まっていて二階の和室、と去年の夏と同じでした。

 この岡山四国シリーズに来て初めて昼夜2回公演が3日続きました。この旅、もう終わりが近づいているんですが乗り打ちといっても今まで連続2日が最高。すぐに移動日やら休演日のお気楽旅に体がすっかり慣れてしまって、ここに来てドカーンと参っております。今日はのっけからお疲れモード。くたびれちゃっているんですが逆にみんなハイになって長唄の楽屋内は妙に騒がしかったです。

 高松というのも旅でしょっちゅう来るわりに会館が繁華街からちょいと遠いので、昼間あまり出かけられないのでよくわからない街です。今回は連泊だったので終演後に歩き回ってみたんですけど今ひとつよくわからなかった。

 明日21日は午後2時半高松出発、バスに2時間半乗って愛媛県西条市に向かいます。18時からの一回公演を終わってバスで広島まで3時間半とか4時間という、この旅最大の移動がやって来ます。

11月21日 西條市総合文化会館

 この日は出発が午後2時半と遅いので、午前中高松の賑やかなところをぶらぶら。あのアーケードの長さにはびっくりしました。

 愛媛県西條市まではバスで約1時間半。ここ私、初めてのお目見えです。6時からの一回公演なのでばーっと荷物を広げ、8時半終演。大急ぎで片づけてバスに乗り込みます。

 いよいよこの旅最大、広島まで3時間半のバス移動。
私は広島までのルートとして、高松に戻り瀬戸大橋を渡って高速で広島、というのしか頭にありませんでした。これは距離にして300キロ近くになりますから大変だなぁ、と思っていたんですが、この日のルートは今治から「しまなみ海道」を通って尾道に出てそこから高速で広島というものでした。
 西條から今治まで一般道を行き、前方に「しまなみ海道」の表示が見えて瀬戸内海の上を走りだしたのですが、何日か前の瀬戸大橋と一緒。夜なんで何にも見えなくて実につまらないんです。
 15分ほど走ると「終点」という表示が現れて「何だ、これだけ!。もう尾道」なんて喜んでいたらどうもまわりの様子が違っていて「○○島××商店街」なんてのが現れて、ここはまだ瀬戸内海の島の中「しまなみ海道」の途中だったんです。しばらく行くとまた高速入口のようなものが現れてまたそこから橋となりましてそれを何回か繰り返してようやく本州に渡り、尾道から高速で広島市内へ。どうにか日の変わる前にホテルに着きましたが、このバス移動はきつかった。

11月22日 広島厚生年金会館

 昨日のバスの中から頭痛がひどくて何かいやな感じがしていたんですが、朝起きたら熱っぽいし体を動かしたり咳をするとズキズキっと頭痛がひどくて、ここに来て体がぶっ壊れてしまったようです。確実に熱が出ていますからもうボーっとしていて1日の長い事。私が熱を出すときはたいてい扁桃腺なんですけど、今の症状は凶悪な頭痛のみ。新しいぶっ壊れのパターンが出たのかな。

 広島に来たのは久しぶりだったので原爆資料館にも行きたかったし、町中をぶらぶらしたかったんですが、この調子ではそれどころではなく楽屋でフウフウいってました。

 夜ホテルで救急の病院を調べてもらって行って来ましたが、体温計ると「38度9分」こりゃしんどいわけです。薬飲んで早々とベッドに潜り込みチャンネルをカチャカチャやっていたら衛星で「地獄の黙示録」をやっていまして、うつらうつらしながら見ていたんですが、この映画はどろどろしていますからこんな具合の悪いときに見るもんではありませんね。

11月23日 移動日 広島〜佐世保

 最後の移動日となりました。

 昨晩は具合の悪さに9時頃にベッドに入ってしまい、薬のおかげでぐっすりというかドロンドロンに眠りまして朝早く目が覚めてしまいました。結構汗をかいたので熱っぽいのはいくらか無くなったものの頭痛は相変わらずで症状はあまり変わった感じせず。
 起き抜けでボーっとしていて動くのがおっくうだったんですが薬飲むのに何か食べないといけないのでレストランに行って小さいぶどうパン2個とコーヒーをトレーに乗っけて実に簡単な朝ご飯。
 
 チェックアウトぎりぎりまでホテルにいて広島駅へ。11時49分発のぞみで博多乗り換え、特急みどりで15時08分、佐世保着。
 佐世保というところ、私初めて来ました。佐世保というと「ハウステンボス」で、2,3日前には早い電車に乗って「ハウステンボス」で遊んじゃうという話もありましたが、私はこんな状態になってしまいパス。ホテルに着いて一休みしてからアーケードまで出かけてみましたが、これが先が見えないくらい長さで人も多くてとても賑やか。基地がありますから外人さんもたくさん歩いています。普段なら端から端まで歩いてみるんですけど、どうも体調が今ひとつでちょっと買い物をして帰ってきました。
 
 夜、NHKアーカイブスの再放送で、切り離されてバラバラになってしまった「佐竹本・三十六歌仙絵巻」の行方をたどるドキュメンタリーやっていましたが、面白かったですね。
もう寝ようかなと思っていたのにすっかり終わりまで見てしまいました。

11月24日 千穐楽 佐世保市民会館

 さぁいよいよ千穐楽でございます。

 体調の方はどうも相変わらずで、熱は下がって楽になったものの頭痛はそのまま。
ここの会館は坂を上った高台にありまして空気がひんやり気持ちいいところ。しかし気持ちいいのは初めのうちで、日中でも楽屋の室温は17度が最高。舞台に行っても搬入口が開いていますから黒御簾にもどこかから風が流れていて、弾いている最中もスースーして寒かったです。
 今日は昼夜ともウケの良いお客さんで、ところかまわず大きな声で大向こうかけるおじさんとか、ワイドショウ笑いのおばさま連中とか面白かったです。まぁひと月何事もなく無事千穐楽を迎えましてめでたしめでたし。

 終演後バスで博多へ向かいました。予定では2時間ちょいかかるという事だったのに高速でぶんぶん飛ばし、9時半には博多駅そばのホテルに到着。予定よりかなり早く着いて助かりましたが、ホテルに入ったらドッとくたびれました。

 しかしまぁ考えてみるってぇと、月の初めにはタラバガニ、うに、ホタテなんてものを見ていたのに今日は明太子ですから不思議な感じがしますよね。
明日は午後の飛行機で東京に帰ります。27日には京都に行きますので荷造りしなきゃならないし忙しいですなぁ。

トップページのカウント「77777」が近づいてきました。私も狙おう。

11月26日

 25日は午後の飛行機で帰ってきました。博多は小雨交じりの曇り。
飛んで雲の上に出てしまうと太陽は眩しいし空は真っ青だし別世界。東京はものすごく天気が悪いと機内で聞いていましたがなるほど、着陸近くなって高度が下がるにつれ雲は黒くなってきて揺れがひどくなってきました。雲を抜けるといきなり東京湾上空で目の前は滑走路の灯。無事着陸しまして「やれやれ」てんで荷物おろして外を眺めると土砂降りの雨。
 そんな雨の中飛行機はいっこうに空港ビルに近づきません。で止まったのがちょっと遠くにあるバスに乗らなきゃいけない駐機場。よりによってこんな雨の日にバスとはね。

 空港でみんなと別れて京浜急行に乗って家路へ。昼薬飲まなかったのでまた熱が出てきたみたいで、疲れちゃったしこのまま寝ちゃいたいところですがやる事は山盛り。宅急便作って、顔見世の資料整理して、出囃子の入れ事覚えなきゃならないし何だかなぁ。

今日は昨日の雨はどこへやら、気持ちよく晴れましたが東京は寒いですね。

11月28日

 25日に博多から帰ってきて26日はいろんな用事を済ませ、慌ただしいもので27日には京都にやって参りました。いよいよこれで旅連続3ヶ月目に突入。
 この連続記録ですが来年のお正月は松竹座があるし2月は博多座、と連続「」の目が少々漂ってきていまして何だかなぁ…という今日この頃。旅の連続記録では私は6ヶ月というのをやった事があります。1990年のことで、5月中日劇場、6月中座、7,8,9月公文協東西、10月ヨーロッパ公演という展開。4月末、行きの新幹線では田圃が田植えしたばかりで青々していたのが9月末公文協の帰りには実りの秋、刈り入れの最中で10月はパリで「枯葉よ〜」と春から晩秋への移ろいをこんなに感じた事はありませんでした。

 今月のように巡業から続くというのは結構ハードなもので、体調があまりパッとしないうちに京都に来ましたので27日の稽古はちょっとしんどかったです。今日は8時過ぎに終わりまして買い物したり、久しぶりに京都の町をぶらぶらしてきました。
 寒いかなと思って来たら以外に暖かいので顔見世っぽくなくて変な感じ。前は稽古中に雪が降ったりもっと寒かったのにね。