「PowerBook」の突然の不調でとうとう4月は更新できませんでした。
書きためていたのを一気に参ります。

私の新幹線定番弁当「21世紀出陣弁当」に、先日名古屋に行くときに初めて食べた「世界三大珍味の食卓」
「21世紀出陣弁当」は食材に凝っている和食のお弁当。「世界三大珍味の食卓」は早朝からフォアグラにキャビア、トリュフなんてどんなもんかしら?と思ったのですが、美味しく食べられちゃいました。
「世界三大珍味の食卓」
◎牛肉ロースステーキ
◎野菜サラダ
◎スモークサーモンのクリームチーズ キャビア添え
◎黒トリュフの海鮮マカロニグラタン
◎帆立貝とフォアグラのポアレ
◎アスパラとジャーマンポテト
◎玉子フィリング・オン・ザ・パイ
◎野菜ピラフ
◎ピクルス
◎サワークラウト
「21世紀出陣弁当」
21世紀私の食べたい駅弁コンテスト大人の部・グランプリ受賞
◎ぶりの照り焼き
◎トコブシの旨煮
◎こんにゃくのみそ田楽
◎しそ薩摩揚げ
◎鶏唐揚げ
◎香り卵
◎野菜の炊き合わせ
◎栗甘露煮
◎昆布巻き
◎小女子の佃煮
◎おにぎり(ひじき二個、ゆかり一個)
◎漬物
3月29日の「第6回 鳥羽屋里長の会」が終わって翌日名古屋に来ました。
4月御園座の演目は「年増」(約20分)以外はすべて用があって「新世紀累化粧鏡」と「お染の七役」は場数も多く弾きっぱなし。3月の20日過ぎから忙しかったのでずっと寝不足&疲れ気味のところに来て長時間の稽古、これには参りました。
「新世紀累化粧鏡」は仕掛け、宙乗り、本水の滝、と道具に特殊効果が大変ですから舞台稽古はずいぶん時間がかかりました。これと「お染の七役」を続けてやった日は「一体何時に終わるんだろう?」と稽古割りを見ただけで憂鬱になりました。交代で弾いていますから自分の用のない時は客席で見ているんですけど、すぐに猛烈な睡魔に襲われうとうとしてくるし、本当にくたびれて眠かったです。
「お染の七役」の大詰では早替わりがたくさんあります。
お染と久松とめまぐるしく早替わりをしますが、幕が明いて花道から久松で出て下手に引っ込んで次、七三に止まった駕籠からお染で出てまた下手から久松で出て駕籠屋と立ち回りになりますが、舞台稽古の時(前に出た一体何時に終わるんだろうと憂鬱になった日)にこの件が間に合わないというので黒御簾内にあるという「エレベーター」を使うことに。
この「エレベーター」なんと黒御簾のど真ん中にありまして普段は床板でふたがしてあってそんなものがあるなんて今まで全然知りませんでした。歌舞伎公演以外では「黒御簾」という構造物は舞台にありませんから杉良太郎さんの公演の時など移動で当たり前に使っているものだそうです。急遽黒御簾のばらしが始まりまして、三味線の座っている床几(結構大きい)を出してお囃子さんの道具も少しずらして床のふたを開け、福助さん、大道具さん、狂言さんが打ち合わせ。
何度もテストをして間に合うことが確認され「さぁ大詰の舞台稽古を始めよう」ということになりましたが、これがもう夜の11時を回った頃だったでしょうか。みんなくたびれているんですけど逆にハイになっていて妙に元気。私たちは黒御簾から追い出されて下手の舞台袖で弾くことになりまして、こんなことになろうとは思いませんでした。
結局この日終わったのは日付が変わるちょっと前ということでもうヘトヘト。
初日が明いて役割が決まってからは毎日のペースも出来て体調も戻って普通に過ごしていましたが、10日過ぎあたりから風邪っぽい人が一人二人増えてきて三味線弾きでも二人熱を出しました。そんな状態で楽屋や黒御簾で一緒にいるうちに私もある日急にがくっと体調がおかしくなって、翌日昼の部が終わって医者に行ったら「38度あります」だって。
お医者さんは「昨日あたりから御園座の方がずいぶん来るけど楽屋で風邪はやっているんですかね?」楽屋で風邪ひいた人がみんなこのお医者さんに来たみたいです。名古屋に来て10日くらい、どの人もたまっていた疲れがいっぺんにドカーンと出たのでしょう。私は幸い1日で熱も下がり風邪っ気も徐々にとれてきましたが、背中の痛みがひどくて呼吸も苦しい状態。どうにもならないので「てもみん」に2日続けて通って徹底的にほぐしてもらったらようやく直りました。4月の第2週は体調を崩してぱっとしませんでしたね。
今月は名古屋で初めてのマンスリーマンション生活です。
今月は伏見から一駅行った丸の内に住んでおります。丸の内というとオフィス街のようなところを想像していましたが近所は問屋街や住宅、古い構えの料亭があったり静かなところでした。
こちらに来てすぐに折り畳み自転車を買いまして、毎日走り回って生活に必要なところをいろいろ発見しました。終演が8時45分頃なので終わって栄のダイエーに買い出し(ここのダイエーも閉店が夜11時になったので助かります)マンションまで自転車でふらふら流して帰り、夜はもっぱらお料理タイム。
今月はずいぶんいろいろ作りました。ビーフカレー、筑前煮(のようなもん)、煮込みうどん、日替わり具沢山みそ汁、パスタ(ソースは毎回変えて)などなど。
こうやって毎日夜の部の終わり辺りになると三味線弾きながら「何作ろうかなぁ?」なんて考えていると楽しくて、外食ってしなくなりますね。今月外で食べたのはわずか3回でした。お鍋を前にして味見しながらこういろいろ細工するというのは面白いです。これで本当に美味しくお料理作れたら楽しいだろうな。
風邪が治ってからは体調は良い方に向かいまして、これは毎日生姜をいっぱい刻んでみそ汁やら煮物に入れていたからかもしれません。
20日頃でしょうか。昼間ちょっとインターネットやって普通に終わらせて、いつもと変わらない使い方をしていた「PowerBook G4」。
その夜いつものようにパワーキーを押すとうんともすんとも言いません。再起動もだめ、リセットボタンもダメ、メモリーをはずして付け直しても反応なし。バッテリー外してACだけ、逆にバッテリーのみにしてもだめ???
何気なく予備のもう一つのバッテリーに付け替えてキーを押すとこれが何と!起動しました。「大丈夫かな?」ちょっと安心してACを差すといきなり「ブツッ」とディスプレイが真っ暗に落ちました。これが何とも嫌な感じの落ち方で、この後バッテリーをはずして付け直さないと起動しません。これは明らかにハードの異常ですからとりあえずバッテリーを大事に使いながらネットで名古屋のマック専門店やらクイックガレージを調べて、翌日「シトラス」という名古屋で有名なマック専門店に持っていきました。
症状をいうとトラブル時の基本的な手順を試していきますがやっぱりダメ。そのうちお店の人(みんな技術屋さんだから興味津々)がみんな集まってきて「何でだろ〜何でだろ」ということになりましたが、一様に「こんなのは初めてだね」とのお言葉。そして例のディスプレイ落ちになると皆びっくり。
「いや〜‥(絶句)ちょっとこんな嫌な落ち方見たことないね。これはロジックボードがおかしくなっていますから修理になりますね」とのこと。
次の日「クイックガレージ」に行きましたがパーツがないので東京に戻ってからということになりました。それから千穐楽までパソコン使えず。メール、簡単なインターネットはパーム(ソニーのクリエ、旅先で買っちゃった!)でやっていましたが、やっぱり不便ですね。
25日に御園座が千穐楽になり最終の一本前の「のぞみ」で帰ってきました。家に帰ってきたらドドッと疲れが出まして、体がぼんやりしちゃって眠くてしようがない。しかし帰ってすぐ家の布団ですっと寝られるかというとそうでもなくて体が慣れるのに4,5日かかかって、結局体調が元に戻ったのは4月も終わろうかという頃でした。
名古屋でおかしくなった「PowerBook G4」ですが、帰ってすぐに秋葉原の「クイックガレージ」に修理に持っていきました。
Appleには「対面修理」というサービスがあります。これはお客さんの目の前でパソコンを分解して具合の悪いところを説明してくれて、その場でロジックボードの交換などパパッとしてくれちゃうという頼もしいサービス。
前にも「PowerBook2400」の液晶を交換してもらったことがありましたが、その手際の良さにはびっくりしました。
今回も症状を話していろいろ調べてもらうと「これはロジックボードの電源関係がおかしいのでボードを全交換します」とのこと。
幸いパーツの在庫がありましてその場でばらしとなったわけですが、まぁお仕事ですから手際の良いのは当たり前なんですけどあんなに複雑なものをササッとばらして新しいロジックボードに交換して再び組み上げて動作検査。緊張の一瞬、パワーキーを押すと「ジャーン」と起動音が鳴りましてハードディスクも「カリカリ」と無事に起動。
ここまでの作業時間約30分、すごいでしょ。いろんなパターンで起動してすべてOKとなり無事に修理が終わりました。保証期間中だったので修理代はかからず、これまたありがたいこと。保証が切れてロジックボードの交換すると5万円くらいかかるそうですから良かったです。
5月は演舞場の「夢の仲蔵」にいっています。今月の仕事はここ一カ所で人は大勢いますので、交代でお勤めということで私は10日から出勤。名古屋から帰ってきて約2週間の休暇となりました。こんなまとまったお休みは4年ぶりです。
5月22日
10日から新橋演舞場の「夢の仲蔵千本桜」に行っています。
昨年12月の日生の時もそうでしたが、この芝居の音楽はテープがほとんど。黒御簾がとるところは劇中劇の幕明き、引っ込みですので今回も黒御簾の用事は合方たったの五つ。これが上演時間約3時間50分の間にぽつんぽつんとありますので一つ弾いては1時間半休み、二つ目弾くと次までまた40分とか、楽屋にいる時間の長いこと。
一度舞台に行くと弾きっぱなしで1時間2時間帰ってこないというような芝居に比べたら今月のような仕事は遊んでいるみたいではるかに楽なんですけど、待ち時間が多くて拘束時間が長いというのはかえって疲れるものですね。
来月はシアターコクーンです。今まで「コクーン歌舞伎」も「平成中村座」もだいたい行っているのですがわたくし「夏祭浪花鑑」は初めて。
毎日台本を読み、ビデオをみて勉強中です。
5月28日
昨日からコクーンの稽古が始まりました。
役の主だったところは去年の「平成中村座」とだいたい一緒なので何となく稽古の進行もスムーズ。各場2,3回返しながら稽古して昨日今日と約5時間くらいで稽古が終わりました。今までのコクーンの稽古では毎日お昼から夜の10時、11時までというが当たり前でしたから今回は「あれっ!」という感じ。
今日は明るいうちにコクーンを出られまして何だか不思議でした。でもこれから大詰の立廻りを附けたり(立廻りって決まるまでが本当に大変なんです)
舞台稽古になると直すところが沢山出てきますし、私たちも舞台にかかると全体の見え方、出入りの場所、弾く寸法、音量など稽古場とは全く変わってきますからこれを修正していくのが一仕事。
これから初日が明くまではちょっと大変です。
6月7日
今回のコクーンの稽古、稽古場では毎日「あれっ?」というくらい早く終わっていましたが、舞台に入ってからはいつものコクーン歌舞伎の稽古のノリになってきました。一回目の舞台稽古ではありとあらゆることを徹底的にやりますので初めて11時を回りましたが、それでも今までに比べるとトントン進んだように思います。
そのあとも初日の昼間まで毎日稽古がありまして、2日にコクーン歌舞伎の初日が明きました。
コクーンにくると私たちの仕事場「黒御簾」はそのときの道具の具合で、下手ではなく上手に行っちゃったり道具の中に完全に収められちゃっていて舞台上がよく見えないとか音が通らないとか自分たちでかなり工夫しないと仕事が出来る状態になりません。毎回苦労してきた一筋縄でいかないコクーンの黒御簾、今回は相当変わっております。
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「黒御簾」 舞台側 |
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「黒御簾」 入り口 |
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「黒御簾」内部 |
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舞台奥下手に建っているよしず張り高床式住居状のものが黒御簾で、階段を四段上がった位置にありますから見晴らしは良く客席の出入りもよく見えます。
こんな視点から舞台を見るのは初めて。
高さ違いの同じものが上手にもありますがここには竹本さんが入ります。
「お鯛茶屋」「住吉」は全体がよく見えて「おっ!いいんでない」と思ったのもつかの「三婦内」になったら前をすっかり囲われ肝心の屋台の中は何にも見えません。ここまではあまり使っていなかった黒御簾のモニターですが、この場だけは全面的にモニターが頼り。
お辰さんが顔に焼けた鉄弓をおっつけて傷を付け、お盆に自分の顔を映したあと三婦に顔を向けるところに「ツツツチチン」とお辰さんの動きにあわせて「あわじや合方」というのを弾きますが、ここは「夏祭」の中で三味線が一番神経を使うところ。
普通の劇場の黒御簾なら自分の目で見て弾くことが出来るのに今回はこともあろうにここをモニターで見なきゃいけないことになってしまいました。この場だけアップにしてもらっているもののモニターの中で勘九郎さんの顔は1センチ以下。普通に舞台を見ながら弾くんでも緊張するところなのにモニター越しというのは細かい息がわからないし初めのうちは本当に心細かったです。毎日やるうちに勘九郎さんの動きがだんだんつかめてきまして落ち着いて出来るようになってきましたが、ここだけは千穐楽まで緊張しそう。
今回の「夏祭」再演ではありますが、再演だからこそと串田さんの演出も細かく変化がありますし立廻りも新しく附け前回のコクーン、中村座ともまたひと味違っています。
あとは何といっても「笑撃!」のラスト。見てのお楽しみ、乞うご期待です。
6月30日
コクーン歌舞伎、26日に千穐楽となりました。初日以来連日客席はヒートアップしカーテンコ−ルも「なんだか毎日千穐楽みたい」という感じでしたが、千穐楽のカーテンコ−ルは本当にすごかったです。
私もこんな千穐楽は初めて経験しました。
大詰の立ち回りの最後ではサイレンやヘリの音が鳴り響き、裏の搬入口があいて勘九郎さんと橋之助さんは外の駐車場まで走っていっちゃうんですがそれを見ようとその時間になるといつも駐車場に黒山の人だかりが出来ていました。
前回書いた「笑撃のラスト」ですがネタばらししましょう。外に走っていた二人が舞台に戻ってきてスローモーションになり動きを止めたところに搬入口にパトカー(長町署と書いてあったらしい)が急ブレーキをかけて登場というのが今回のラスト。
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キューを待っている
パトカー |
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右のムービーの再生にはQuickTimeプラグインを使用しています。下のバナーをクリックすれば、プラグインのダウンロードページが表示されます |
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千穐楽はそのパトカーから警官に扮した串田さんがピストルをパンパンやりながら登場。舞台ではメタルの紙吹雪が降り注ぎこれまたメタルの紙テープ状のものが「パンパーン」と飛び出し、拍手は鳴りやまず何度も幕を開けたり閉めたりしていました。
いつのまにか駐車場で見ていた人たちが搬入口ぎりぎりまで押し寄せてきていて、係の人に制止されていたんですがそのうちバラバラッと舞台に何人か入ってきちゃったんですね。
そうしたら平場で総立ちになっていた人たちも「それっ!」てんでみんなドドッと舞台に上がり始めて舞台の上はお客さんでいっぱいになってしまい、
役者さんたちと一緒に踊りが始まったり写真撮ったりもうメチャクチャ。
もうカーテンコ−ルではなくみんな一緒に打ち上げみたいになっちゃいましてね。収拾はつかないしこの状態が30分くらい続きました。本当にすごかったです。
そのあとロビーで出演者一同打ち上げパーティーがありましたが、勘九郎さんのご挨拶でとても印象に残ったお話。
長町裏で団七が義平次を殺して沈めますが、この日は沈められた笹野さんがその後に泥池に蓮の花を浮かべたそうです。それを見た勘九郎さん、泣けてしまって台詞が言えなくなってしまったそうで「あんたのせいで台詞言えなくなっちゃったよ」なーんて笑いながらおっしゃってました。
本当にこの日は語り継がれる千穐楽になるかもしれません。
何といってもカーテンコールが延びに延びてパーティーの始まったのが11時をまわった頃。あまりのんびりしていると終電がなくなってしまいますから私は15分くらいで失礼しましたが、いやはやくたびれました。
今回のコクーン歌舞伎、不肖わたくしが黒御簾の責任者を務めさせていただいておりました。稽古に入ったときから初日、そして公演中と毎日いろいろ考えながら弾いているんですが、ノリやニュアンスって本当に難しいなぁと思いました。
どうやら無事に千穐楽を迎えられてホッとしております。
話は変わりまして6月の私の嬉しい出来事。
何かというと11日に発売された「レッド・ツェッペリン」の未発表ライブのDVDとCDです。
ツェッペリンを初めて聴いたのは中学の頃でしょうか。音楽室のオーディオ機器のボリュームを思いっきり上げて「Heartbreaker」を聴いたんですけど、あのイントロとギターソロは衝撃的でした。
高校2年頃かな?映画「狂熱のライブ」で初めて動いているツェッペリンを見ました。ジミー・ペイジがギブソンのダブルネックで「Stairway to Heaven」を弾く姿はなんて格好良いんだろうと思いました。他にもその頃はディープパープル、グランドファンク、イエス、EL&P、キングクリムゾンなどいろいろ聴きましたが、40歳を超えた今でも私にはレッド・ツェッペリンがハードロックのナンバーワンであります。
そういえば映画「狂熱のライブ」を見たのは昔の松竹本社の表側にあった映画館でした。封切りすぐにいったので座れず立ち見。ものすごい音量に身を揉まれ体はずっとリズムを刻んで興奮しっぱなしのうちに終わってしまったような印象があります。
その日は歌舞伎座の夜の部(7月の猿之助さんの芝居でした)を見ることになっていたので歌舞伎座正面で待ち合わせていた家族と合流。昼「ロック」の夜「歌舞伎」というへんてこな高校生の一日でした。
それにしても今回発売になったDVDとCDですが両方ともすごい内容です。
これが本当に20年も前の記録なの?というくらいきれいな映像にクリアーな音。メンバーのテンションもすごくてエネルギッシュなプレイを繰り広げております。
28日から松竹座に来ています。今年の旅はイー・スー・チーとこれで三ヶ月目、上半期終了でいつもより少ない展開です。
8月15日
今日は「これが本当に8月?」という気温。寒かったですね。
歌舞伎座は11日に初日が明いて、第3部は連日大騒ぎとなっております。
ずいぶん間があいちゃいましたが、まず書きたまっていた7月分。
松竹座は27日にやっと千穐楽。何ていうかとにかく7月は長かった!というのも大阪入りしたのは6月28日ですからまるまる一ヶ月大阪にいたわけです。稽古は地方公演にしては多く5日間もありました。稽古日が多かったせいで一日の稽古予定には余裕があり毎日夕方には楽屋を出られたり、とちょっと嬉しかったのですが初日が明いてからの日にちが経つのの遅いことといったら…
いやー参った。
大阪入りした翌日の6月29日。私はこの仕事に入って19年目にして初めての体験をしました。
というのはこの日11時から松竹座で「高時」の稽古がありまして、終わってその足で新大阪駅へ。新幹線で名古屋に行きましてそこから車で小一時間。三重県員弁郡東員町の「東員町総合文化センター」というところに行きました。東員町には町主催の「こども歌舞伎団」がありましてこの日はその発表会。
演目は「野崎村」と「稲瀬川勢揃い」で、ちゃんと拵えをしての舞台はとても立派でみんな大熱演でした。
今回は開館15周年記念公演とのことでプログラム最後にゲストで市川染五郎さんが出演。染五郎さんが踊る「七福神」を弾いて(約10分)大急ぎで着替えて再び車で名古屋へ。名古屋についてそのまま乗れる新幹線に乗って東京へ。東京駅からタクシーに乗ってNHKに向かいまして夜8時過ぎからBS放送の「大当たり勘九郎劇場」の収録。
予定では8時からテスト、本番ということだったのですがその前の美輪明宏さんとのトークが大幅に延びてこちらの用事にかかったのは9時半過ぎ。立廻りの稽古中に別のスタジオに来ていた笹野さんが遊びに来たり、スタジオ内は賑やか。勘九郎さんが蘭平の立廻りをやったあと渡辺えり子さん(ゲストかな?)も挑戦ということでその場で型を教わって音を入れて歌舞伎の立廻り初体験。
面白い収録でしたが終わったのは10時半をまわり、ちょっとグロッキー状態。
日本舞踊の会やらその他仕事で博多、大阪、京都、名古屋からとんぼ返りしたり東京で劇場の掛け持ちなんていうのはよくありますが、1日に大阪、三重県、東京と三カ所移動して仕事をしたなんてのは初めてです。30日は11時から松竹座で稽古がありましたので6時台の新幹線で大阪行き。一日眠かった。
7月は「高時」「女伊達」「壺坂」「名月八幡祭」というお仕事でしたが、「壺坂」は交代で11日にお終い。「名月八幡祭」も交代勤めで13日から18日までお休み、と6日間昼の「女伊達」でお終い(午後1時)という「ゴールデンウィーク」が思いもかけないところで出来ました。封切ったばかりの「ターミネーター3」に「マトリックス・リローデッド」を見に行って、折しも戎橋と道頓堀の角にレンタルビデオの「TSUTAYA・EBISUBASHI」がオープン。
毎日DVDを借りては映画漬けの一週間でした。
「NYPD15分署」「MI-2」「ナインデイズ」「マトリックス」「トータル・フィアーズ」「サウンド・オブ・サイレンス」「小林サッカー」「トゥームレイダース」「バイオハザード」「ゴーストシップ」「マイノリティリポート」
とこう並べてみるとホラーにサスペンス、アクション…ガチャガチャの映画ばかりですね。見たいなぁと思っていたUS版「リング」は独りで見るのは怖いのでやめました。
毎日3本くらい見ていたんですけど内容が近未来コンピューターに社会や人間が支配されちゃう、とかいうのが多いのでしばらくするとどれがどの映画だか内容がごっちゃになっていてよくわからなくなってくるんですね。
「マトリックス・リローデッド」のネオ、トリニティ、モーフィアスのサングラスにあのコスチューム、格好いいなぁ。
大阪に来てからは朝から晩まで楽屋に居っぱなしという状態で結構ハードでしたからこの「ゴールデンウィーク」はとても助かりましたが、体がすっかり楽な方に慣れちゃって、再び「名月八幡祭」を弾くようになってからは一日の長いこと。そこにきてホテルでの「寝られない病」が深刻になってきまして、昼間眠くてしようがない。今月は芝居が終わってから土日以外はプールに行っていたんですけど効き目なし。昼夜逆転状態のまま千穐楽になってしまいました。
今回「高時」の大薩摩のワキにでていましたが、これが何というか妙な曲で覚えにくくて面白くない曲なのです。衣笠の件は「舟弁慶」の都名所(静が踊るところ)をそのまま使っちゃったみたいだし、天狗が出て竹本さんと掛け合いになるところでは、三通りのくらいの旋律の組み合わせでそれぞれ繰り返しの回数が微妙に違う、と実に覚えにくいパターンの連続。初日が明いても毎日一通り浚っていましたがうっかり出来ない状態。
こんな曲なのですが、舞台でお囃子が入り竹本さんと掛け合いになり芝居ができあがると賑やかで変化があって面白いんですね。
下手の黒御簾前の山台ですから顔は客席を向いていますので舞台の様子を見るには顔をかなり左に向けないとなりません。でも顔は基本的に正面向いていないといけませんから左目の視野の隅っこで舞台上の動きを追うことになりますが、天狗さんがひゅっと飛んでいったり、トンボ切ったり、刀持った弥十郎さんが通ったりと左目の視界が忙しい序幕でした。
私の「PowerBook G4」はパーテーションきって「OS 9」と「OS X」と新旧OSを入れてあります。今ではほとんどの作業が「OS X」で出来るようになり「OS 9」はほとんど使わなくなりました。でもたまに「OS 9」でないと動かないCD-ROMやソフトがあり両方でブートできるようにしてあるのですが、先日この「OS 9」で起動したら起動途中でフリーズして「内部キャッシュメモリーに以上があるので販売店に行きなさい」という警告が出ました。CDで起動しても同じ状態でハードウェアテストでもエラーが出ましたがこのエラーが「OS X」では感知されないのです。4月の末にロジックを交換してその後重い作業もせず順調に動いていたのですが、これはまた見てもらったほうが良いかなと思い日本橋の「クイックガレージ」に行ってみました。一通り見てもらったら何と!またロジックボードの異常とのこと。幸いパーツの在庫がありましたのでまたボードの全交換となりました。まだ保証期間中だったので無償で修理が出来ましたが、前回の修理からふた月しか経っていないのにまた故障。
パソコンてちゃんと製品テストを受けて出荷されていると思うんですが、使い出してからやたら故障したり全く故障知らずだったり個体差がありますね。前の「PowerBook 2400」は一度も故障しませんでしたが、今回のは「はずれ」だったのでしょうか?。でも逆に1年間にロジックを2回も交換して心臓部が新しくなっているというのは何だか気持ちいいです。
7月25日「レッド・ドラゴン」のDVD発売。今回は普通のパッケージのものといろいろおまけの付いた「コレクターズボックス」の2種類が発売されたのですが、私は迷わず「コレクターズボックス」を購入。特典の「噛みつき魔・刺青Tシャツ」もゲット。
この「コレクターズボックス」の「豪華5大封入特典セット」ですが
「噛みつき魔スクラップブック復刻版」
「タトラー新聞完全レプリカ版」
「レッドドラゴン・タトゥーシール」
「日本版非売品プレスシート 28Pカラー」
「35mmフィルム入り アクリル製ペントレイ」
こんな内容でなかなか凝っております。すぐにも見たかったんですが、もう千穐楽だし東京に帰ってのお楽しみ。
とまぁ7月はこんなことがございました。